「Wolfsburg Racing」&「ピレリP7000」 |
8月3日履き替えた「ホイールとタイヤ」のインプレをと大上段にふりかざしてはみたものの、はてど素人の私が一体どの程度お伝え出来るのか甚だ疑問ではあります。しかし、一応予告したてまえ又曲がりなりにもクルマのWebやってる以上しない訳には参りませんので、以下私なりのインプレをします(爆汗)。 |
Last up date 2002.09.23 |
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☆仕様及び比較 |
・ホイール(Wolfsburg Racing)についてはまずは客観的な比較と言うことで仕様を下表にまとめてみました。参考にVW純正などお馴染みのホイールも調べましたが、一部重量が不明なものがあります。 |
Wolfsburg Racing | 標準ホイール | Avus(純正) '00迄のGLiの標準 |
BBS GTI純正 |
Siata(純正) 17インチで最軽量 |
COX CS-7 | ABT A28 | |
サイズ | 8.0J×17インチ | 6J×15インチ | 6J×15インチ | 6.5J×16インチ | 7.0J×17インチ | 7.0J×17インチ | 7.5J×17インチ |
オフセット | +35mm | +38mm | +38mm | +42mm | +38mm | +37mm | +38mm |
ボルト穴数 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
P.C.D. | 100mm | 100mm | 100mm | 100mm | 100mm | 100mm | 100mm |
材質 | 鍛造アルミ | スチール | 鋳造アルミ | 鋳造アルミ | 鋳造アルミ | 鍛造アルミ | 鋳造アルミ |
単体重量 | 6.5kg | ?? | 7.6kg | 9.2kg | 9.5kg | 7.65kg | ?? |
いかにWolfsburg Racingホイールが軽いかお分かりいただけると思います。もっとも、購入時にはこんな比較全然してなくて格好だけで決めたんですけどね!それでも、軽量でなければ躊躇したのは間違いないです。標準のホイールと比較するとリム幅が2J(50.8mm)広くなってオフセットが-3mmですから、えーっとざっと28.4mm広がったということでいいのでしょうか? |
・タイヤ(ピレリP7000)についてはもう全然疎くって何でもOKだったんですが、選べれば静粛性や快適性で評判のレグノ系やミシュランプライマシーにしたと思います。しかし、あいにくセット販売なので致し方ありませんでした。サイズ及び仕様は(215/45
ZR 17 87W)です。 案の定ピレリのWebでは、超高性能(ウルトラ・ハイパフォーマンス)カテゴリーに属しておりました。W規格(270km/h)なのでただならぬタイヤであることは想像できた訳ですが、我がゴルゴンにはちょとばかりオーバースペックです。剛性は市販タイヤとしては最上位クラス。快適性とはほぼ反比例するので、知っていたらどうだったか? |
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☆インプレ | ||
以上踏まえた上でいよいよ本題のインプレです。 | ||
・見た目は? | ||
標準の鉄ホイール&タイヤと比較するとこんな感じ | ||
見にくい写真で済みません。上と下ほぼ同じ場所で撮ったのですが、季節が全く逆の為光量が随分違っております。決して色褪せしたわけではありません。それでも足下が逞しく見えるようになったのはお分かりいただけると思いますが、標準のホイールキャップも可愛くて個人的には決して嫌いじゃありません。インチアップしてもホイールハウスとの隙間は殆ど変わらない筈なのですが(実際には外径が635mmから626mmに少し小さくなってます)、気になると言えば気になります。特にリア。見た目重視だとやはり少しローダウンした方が良いのかも。 | ||
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やはりこのくらいの角度の方が踏ん張り感がより強調されます。何となく引き締まって見えるのは気のせいだけではないと思います。見ようによってはちょっと「ワル」っぽい雰囲気も!いかにも速そうに見えますがエンジンはドノーマルなんです。たった1.6リッターの101馬力。なので決して煽ったりしないようにお願いしますね。道を譲ってもらうのは有り難いですが・・・ | |
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近くで見るとこんな感じ | |
よく見るとレコードの溝のような表面処理がしてあります(ダイヤモンドカット)。見る角度によってシャンパンゴールドの輝きが微妙に変化します。センターキャップは敢えてVWマークにしました。↓ | なんだか妙なトレッドパターン。まるでナイフか何かで切り裂かれたようです。それもそのはずこれが知る人ぞ知る(私知りませんでした)サーベル・カットと言うそうです。納得です。↓ |
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アルミによっては覚悟はしていました。ブレーキシステム丸見え。特にリヤ、お世辞にも立派とは言えません。ディスクロータ径ちっちゃいです。でも、まぁリヤにもディスクブレーキ採用してくれただけでも良しとしなくては・・・実用上全く問題ないと思います。その代わり放熱効果は抜群でしょう!↓ | |
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・快適性は? |
インチアップするうえで、一番気の気がかりは快適性がどの程度スポイルされるかでしょう。いくら格好良くても乗り心地が悪化すれば自分(ドライバー)はともかく、家族からのブーイングはホント辛いものです。幸いゴルフワゴンはノーマルでも決して乗り心地良くありません。特に重たいスチールホイール履いたEグレードの方がその傾向強いはずです。結論から言えば、この点に関しては全く杞憂に終わりました。標準タイヤ、溝がまだ充分残っているとは言え約2年半(走行18,000km)も使えば初期の性能は望むべくもありませんから、単純な比較は出来ないかも知れませんが、一般道路でも決して悪化してません。むしろ何となくシャキッとしてダンパーも交換したかと錯覚するほど・・・私の推測に過ぎませんが、タイヤ同士の比較だとどう考えても45は65より剛性は高いはず。なのに快適性が犠牲になっていないのは、ホイールの軽さ。つまりバネ下荷重が軽くなったためじゃないでしょうか。残念ながら、「Wolfsburg
Racing」&「ピレリP7000」の組み合わせ重量が不明なのですが、今度機会があれば計ってみたいと思います。 ロードノイズもしかり。元々静かなクルマじゃありませんから随分助けられてるきらいはありますが、これまた全く問題ないレベルです。 |
・走り系は? |
肝心の走りはどうか。よく謳われるインチアップの効用「ハンドリングとステアリング・レスポンスの向上」、「制動距離の短縮」、「ロードホールディングの向上」は一般道路では劇的ではありませんが、素人でも確認できます。いつもタイヤ鳴かしていたコーナーをより速いスピードで全く安定して(勿論鳴かさず)クリア出来ました。未だ試していない高速走行ではもっと違いが出るはずです。 一方、気になる点は加速性能と直進性の悪化。現にブリーズ号('00ワゴンGli)はCS-6(COX)に履き替えてから高速時の直進性が悪化し、結局COXのフロントスタビライザーに交換して解決してます。これはインチアップしたことでバネ下荷重が増えたことが影響しているのだと思います。我がゴルゴンの場合、高速道路ではまだ確認してませんが、一般道路での直進性全く悪化してません。 加速についてもバネ下荷重の軽減が功を奏しているのか全く悪化は無し、むしろ軽快になったくらい。一説ではバネ下の1kgはバネ上の5kgに匹敵すると言われておりますが、当たらずとも遠からずってところでしょうか。 |
・高速走行 |
意外と早く試す機会がやって参りました。しかも嫌というほど。FISCOで開催されたVGJ主催の「FEST
in FUJI」。我が家からだと片道約480kmでうち高速が名神〜東名で約430Km。正味1日足らずで往復走り抜きました。 で、肝心のインプレなのですが、期待が大き過ぎたせいか、それほど感動的ではなかったです。インチアップした人から良く聞かされる吸い付くような安定感もそれほど感じませんでした。さりとて直進性が損なわれた風でもないし、逆にステアリングのレスポンスが良くなって、ブレーキの効きは少し良くなったような・・・元々見栄えで履き替えたタイヤとホイールですから、悪くならなければ良しとしないといけませんが、要は良くも悪くも私みたいなど素人には分からない範囲ってことです。つまりは純正のスチールホイールでも決して悪くないというとで、純粋に性能を重視するのであれば(タイヤの銘柄を無視すれば)、標準と同サイズ(6J×15インチ)の軽量ホイールがベストマッチングじゃないかと思います。見栄を重視するのであれば、LDも考えないとタイヤハウスの隙間はやはり気になりますねぇ。 |
続く? |
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